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深海魚の名前の由来は?ユニークな名前の意味を解説!

#深海生物#深海魚#豆知識

こんにちは!

深海Collectite・イラストレーターのKamahiroです。

深海魚が好きで、同じ深海魚好きさんたちが気軽深海魚グッズを持てるように、

深海魚たちをかわいいイラストにしたグッズを作成しております。

 

見た目が印象的な深海魚ですが、

不思議な名前の生き物がたくさんいます。

 

「リュウグウノツカイ」「ユウレイイカ」「ツリガネクラゲ」など…

聞いただけでどんな姿か想像したくなりますよね。

 

そんな深海魚の名前。

みなさんはどう付けられているのか、ご存じでしょうか?

 

●見た目の特徴

●神話や伝説にちなんだもの

●他の生物との類似性

 

主にこのような要素から名付けられることが多いそうです。

今回は、特にユニークな名前の深海生物をいくつか紹介し、

その由来を探っていきましょう!

 


あの聞きなじみのある深海魚たちの名前の由来

 

まずはよく耳にする深海生物たちの名前の由来は何なのか、

ご紹介していきます!

 

シーラカンス

👉 名前の由来「空洞のある棘(ひれ)」という意味のギリシャ語。

絶滅したと思われていたのに生きていたので「生きた化石」と呼ばれます。

 

ナガヅエエソ

👉 名前の由来「長い笛」のような体型だから。

まるで笛のように細長い体を持つエソの仲間で姿が独特すぎますね。

 

メンダコ

👉 名前の由来「お面のように平たいタコ」

深海の人気者!丸っこくて平べったくて、

手足を広げるとお面みたいに見えることから命名されました。

 

オニキンメ

👉 名前の由来「金目鯛+長い牙状の歯、あるいは幼魚の頭部にある数本の長い棘が鬼を連想させる」

金目鯛の仲間だけど、ギョロっとした目つきと大きな口がまさに「鬼」っぽいですね。

 

ダイオウグソクムシ

👉 名前の由来:「大王」+「具足(鎧)」のような見た目

まさに深海のロマン!

巨大な等脚類で、まるで鎧をまとったような姿が特徴的です。

 


ユニークな名前を持つ深海生物たち

 

続いて、著者がユニークな名前だなと感じる深海生物たちを紹介していきます。

 

リュウグウノツカイ(竜宮の使い)

日本の昔話『浦島太郎』を思い出す、まるで絵本の世界から出てきたような名前ですよね。

「リュウグウノツカイ」は、細長い体に銀色のウロコ、真っ赤なヒレを持つ神秘的な魚です。

幻想的な姿が竜宮城をイメージさせることから、この名前が付けられました。

また、地震の前兆として目撃されることがあり、

「深海からのメッセンジャー」としての伝説もあります。

 

オトヒメノハナガサ(乙姫の花笠)

残念ながら由来は明確に表記されていませんでした。

…が、オトヒメノハナガサは、カラフルなフサフサとした触手を持つクラゲの仲間。

採集されて深海から引き上げられた個体は触手が垂れ下がってしまっていたので、

ギリシア神話 の女怪メデューサが髪を振り乱したような姿で

生活しているものと想像されていたそうです。

 

ユウレイイカ

なんだかちょっと怖いこの名前。

ユウレイイカは、体が半透明で、深海の暗闇をゆっくり漂うイカです。

細長い体でユラユラと静かに漂う姿が幽霊のように見えることから、この名前が付けられました。

 

ツリガネクラゲ

UFOのような形をしたクラゲ。

名前の通り釣鐘のような形をしたクラゲです。

動きもゆったりしていて、まるで水中で鐘の音が響いているかのような雰囲気がありますね。

 


名づけのパターン?

 

ここまでで、名づけには以下のようなパターンがあるなと気付きました。

(このパターン以外にもありますので、あくまでも一例となります) 

 

① 聞きなじみのある名詞+生き物の名前パターン

 

このパターンは、一目でどんな特徴の深海生物なのか想像しやすいのがポイントです。

 

🔹ユウレイイカ(ユウレイ+イカ)

🔹ツリガネクラゲ(ツリガネ+クラゲ)

🔹タカアシガニ(タカアシ+アシ)

 
「イカ」「タコ」「クラゲ」「ウナギ」「エビ」など、

すでに知っている生物に形や特徴を表すワードを組み合わせて名付けられています。

 

② 漢字に置き換えられるロマンチックな名前

 

一方で、日本らしいロマンのある名前を持つ深海生物もいます。

神話や昔話を連想させるものが多く、ちょっと幻想的なイメージがありますね。

 

🔹リュウグウノツカイ(竜宮の使い)

🔹オトヒメノハナガサ(乙姫の花笠)

🔹フウセンウナギ(風船鰻)

🔹ナガヅエエソ(長笛狗母魚)

🔹ダイオウグソクムシ(大王具足虫)

 

こういった漢字の名前は、日本の昔話や伝説、

和の美意識が反映されているように感じます。

 
また、「使い」や「乙姫」などのワードが入っていることで、

深海生物がただの生き物ではなく、

どこか神秘的な存在に思えるのも魅力的ですね。

 


まとめ:深海生物の名前に隠された魅力

 

改めて、深海生物には面白い名前が多いということに気付くことができました。

 

普段あまり意識しないかもしれませんが深海魚の名前には、

名付けた人たちの「この生物をどう表現しよう?」という思いが詰まっています。

 

名前の由来を知ることで、深海生物の見方がまたちょっと変わるかもしれませんね✨

 

ちなみに、深海Collectiteには深海生物の漢字をテーマにしたグッズもあるんです!!

 

一味違った漢字の深海生物たちを楽しんでくださいね♪

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事の著者

Kamahiro

1990年2月13日生まれ。イラストレーター・似顔絵師。幼い頃からイラストを描くことが好きで、社会人になっても創作活動を続ける。29歳の頃に深海生物事典を購入し、見た目のインパクトとまだまだ謎の多い生態に惹かれ、深海魚・深海生物の虜になる。同年に知人の開催する深海をテーマにした展示イベントにイラストグッズを出品。深海生物の他にも微生物など、周りを気にせず気軽に使えながらも好きを身につけるマニアックなジャンルのイラストグッズを制作している。
推し深海生物は、ウルトラブンブク。

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