今更聞けない「深海とは?」知られざる世界の基本を解説! - 深海Collectite

BLOG & INFO

ナレッジ 深海魚

今更聞けない「深海とは?」知られざる世界の基本を解説!

#深海生物#深海魚#豆知識

こんにちは!

深海Collectite・イラストレーターのKamahiroです。

 

深海魚・深海生物やマニアックなジャンルの生物たちを

かわいいイラストにしたグッズを制作しています。

 

 

ここのブログでは当たり前によく出てくる「深海」。

 

あなたは「深海」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
 

真っ暗な海の底、奇妙な生き物たち、未知の世界…。
なんだかワクワクするような、ちょっと怖いような場所ですよね。

実は深海は、私たちが普段目にする海とはまったく違う環境なんです!


光が届かず、強い水圧がかかり、冷たい水温の中。

そんな環境の中ですが驚くほどユニークな生き物たちが暮らしています。

 

では、そもそも「深海」とはどこからを指すのか?
深海の世界にはどんな特徴があるのか?
この記事では、そんな「深海の基本」をわかりやすく解説していきますね!

 


そもそも「深海」ってどこから?

 

「深海」と聞くと、どんな世界を想像しますか?

暗くて、未知の生き物がいる神秘的な場所…そんなイメージが強いですよね。

 

海は深さが 200メートル を超えると「深海」と呼ばれます。

このラインを境に太陽の光がほとんど届かなくなるんです。

 

つまり、深海に住む生き物たちはほぼ真っ暗な環境で生きているということですね。

 

海って広いイメージがありますが、実は約80%が深海

普段私たちが目にする海の風景は、ほんの一部に過ぎないのです。

 


深海の特徴とは?

 

深海には、地上とはまったく違う環境があります。

ここでは、代表的な3つの特徴を紹介します!

 

1. 光が届かない

太陽の光は、水深200メートルを超えるとほぼ届きません。

そのため、深海は 漆黒の闇 に包まれています。

でも、深海には 自分で光を発する生き物 もたくさんいます。

例えば「ホタルイカ」や「チョウチンアンコウ」など。

こうした生物の光を「生物発光」と言います。

 

 

2. 水圧がものすごい

深くなればなるほど、水の重みがのしかかります。

例えば 水深1000メートル では、地上の100倍 以上の水圧があります。

普通の生き物なら、ぺちゃんこになってしまうレベルです💦

でも、深海の生き物たちは 柔らかい体 を持っていたり、

水圧に耐えられる特殊な構造を持っているので、

そんな深海の中でも生きていくことができるのです。

 

 

3. 極端に寒い

深海の水温は 2~4℃ しかありません。

冬の冷たい海水の中を想像するとわかりやすいですね。

こんな過酷な環境でも、深海生物は適応して生きています。

エネルギー消費を抑えるために動きがゆっくりな生物が多いのも特徴です。

 


深海の深さをイメージしよう! 

 

「200メートルから深海」と言われても、実際どれくらいの深さなのかピンときませんよね。

比較対象を出してみましょう!

 

水深10m → 一般的な海水浴場の深さ

水深50m → ダイビングで潜れる限界に近い

水深200m → 深海の入り口

水深1000m → チョウチンアンコウなどが生息

水深4000m → タイタニック号が沈んでいる深さ

水深11000m → 地球で最も深い「マリアナ海溝」

 

こうして見ると、深海がいかに想像を超える世界かわかりますね。

 


深海生物の暮らしは?

 

では、そんな深海で生きる生物たちは、どんな生活をしているのでしょうか?

 

1. 発光でコミュニケーション

深海では光がないため、視界が極端に悪いです。

そのため、多くの生物が発光を利用して仲間とコミュニケーションを取っているんです。

例えば「ヒカリキンメダイ」は、目の下の発光器を点滅させて合図を送ります。

まるでモールス信号のようにやりとりしているんですね。

 

 

2. 大きな口と鋭い歯

深海では、獲物にいつ出会えるかわかりません。

そのため、捕まえた獲物を逃さないように大きな口と鋭い歯を持つ生き物が多いんです。

例えば「フウセンウナギ」は、 口が異常に大きく

自分と同じくらいのサイズの獲物でも丸呑みできます。

深海の環境が、よりインパクトのある見た目を生み出しているんですね。

 

 

3. ゆっくり動く

深海の環境では、 無駄なエネルギーを使わないことが重要 です。

食料が少ないため、あまり動かず、ゆっくり生きる生物が多いんですね。

代表例は「ニュウドウカジカ」。

ゼリー状の体 をしていて、ぷかぷかと漂いながら生活しています。

 


まとめ:深海は未知の世界

 

深海は 光が届かず、水圧が高く、寒い という過酷な環境です。

でも、その中で独自の進化を遂げた生物たちが生きています。

私たちがまだ知らない深海生物も、たくさんいるかもしれません。

 

深海生物が生きたまま捕獲されること、

環境がちがう深海生物を飼育することはとても難しいことですが、

一部の水族館では、深海生物を見ることができます。

もし興味があれば、ぜひ深海コーナーをのぞいてみてくださいね!

 

ちなみに深海生物を見ることができる水族館については

こちらの記事で少しお話ししていますので

ぜひ読んでみてくださいね✨

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事の著者

Kamahiro

1990年2月13日生まれ。イラストレーター・似顔絵師。幼い頃からイラストを描くことが好きで、社会人になっても創作活動を続ける。29歳の頃に深海生物事典を購入し、見た目のインパクトとまだまだ謎の多い生態に惹かれ、深海魚・深海生物の虜になる。同年に知人の開催する深海をテーマにした展示イベントにイラストグッズを出品。深海生物の他にも微生物など、周りを気にせず気軽に使えながらも好きを身につけるマニアックなジャンルのイラストグッズを制作している。
推し深海生物は、ウルトラブンブク。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 深海Collectite All rights Reserved.
ショップリンク