ジンベエザメ海くんの件についてまとめてみた

深海Collectite・イラストレーターのKamahiroです^^

深海魚が好きで同じ深海魚好きさんたちが

気軽深海魚グッズを持てるように

深海魚たちをかわいいイラストにしたグッズを作成しております

早速ですが

先日は海洋生物好きさんに衝撃のニュースが飛び込んできましたね…

海遊館で飼育されていたジンベエザメ「海くん」

10月に放流されるも放流先の

愛媛県宇和島市の河口で死んでいるのが確認される

関西にお住いの方は

特に衝撃だったのではないのでしょうか？

私も海遊館へは何度も足を運んでいて

実際に何度も見たことがあるので

とても衝撃を受けました😢

気になっている方も多いと思うので

海くんやジンベエザメ

放流のシステムについてまとめてみました

ジンベエザメについて

ジンベエザメ

和名：ジンベエザメ

英名：Whale Shark

学名：Rhincodon typus

世界最大の魚類であり

温帯から熱帯の沿岸および外洋に生息しています

特徴的な白い斑点模様は

和装の「陣兵衛羽織（ジンベエハオリ）」に似ていることから

名付けられました

食性はプランクトンや小魚を好むため

「おとなしいサメ」とも言われ

人を襲うことはありません

最大12メートルにも成長する巨体が魅力ですが

環境の変化に弱く

絶滅危惧種に指定されています

海くんのプロフィールと海遊館での歴史

大阪の海遊館では

オスのジンベエザメには「海」

メスには「遊」という名前が

代々引き継がれています

今回放流された「海くん」は

2024年10月まで海遊館で飼育されていた

8代目のオスで

体調が良好だったため

自然に帰る決断がされました

同年10月には

新しい9代目の海くんが

土佐清水市の研究施設から海遊館に移送され

4.7メートルの立派な姿で展示されています

ジンベエザメが見られる日本の水族館

少し話は変わりますが

今回のニュースで

ジンベエザメが見たい！と

思われる方もおられると思うので

現在ジンベエザメが見られる水族館を

ご紹介したいと思います！

●美ら海水族館（沖縄県）


●海遊館（大阪府）


●いおワールド かごしま水族館（鹿児島県）

調べてみて

それぞれの水族館が

独自にジンベエザメの研究を行っていて

貴重な生態や生活習性について学ぶことができます

その大きな体には

見るたびに圧倒されますよね

なぜジンベエザメを放流するのか？その意図と背景

私がこのニュースを見て

まず初めに思ったのが

どうして放流するんだろう？

でした

調べてみると海遊館では

飼育ジンベエザメの健康状態が良好と判断されると

野生に返す取り組みを行っているのだそうです

また過去には6カ月間の

回遊調査が行われており

飼育されたジンベエザメが

自然環境でもしっかりと生きていけることが

確認されています

この背景にはジンベエザメの

自然環境での生態データ収集と

保護活動への貢献があります

そして放流するジンベエザメにはタグ付けをして

野生環境での行動を追跡データで

研究しています

海遊館は飼育下でも野生と同様の餌を与えることで

放流後も生き抜く力を保つことを目指しているんですね

今回はなぜ亡くなってしまったのか？

今回放流された海くんは

高知県沖で放流後に

愛媛県宇和島市の河口で目撃され

翌日には川底で死亡しているのが

確認されてしまいました

現在研究施設で原因の調査が

進められていています

しかし野生に戻ったジンベエザメは

方向感覚を失いやすく

船舶との衝突や環境への適応に

課題があるとされています

こうしたリスクの管理が

今後の放流計画には重要となってくるのだと思います

今までに放流後の死亡例はあるの？

ジンベエザメの放流後の生存は常に課題で

過去には海外で放流された個体が

衝突や迷子により死亡した事例がありました

メキシコ湾など船舶が多い海域では

タグ付けされたジンベエザメの約24%が

信号を途絶えた例があり

これは船舶と衝突した可能性が

高いとされています

こうした事例からも

放流後の生存率を高めるための

リスク管理が求められています

まとめ

今回の海くんは

悲しい結果となってしまいましたが

この出来事から得られるデータは

未来のジンベエザメ保護活動にとって

貴重なものになるはずです

絶滅危惧種であるジンベエザメを保護して

適切な飼育環境と放流計画を整えることで

次世代へその姿を残していけるよう

今後も研究が進められることを期待したいなと思います

そしてその研究が進められるには

皆さんが水族館に行くことが大事なんです！

そのお金で水族館の維持費や研究費

飼育生物たちのごはんなどが

賄われていきます

私もしばらく行っていなかったので

また子供と一緒に行こようと思います^^

そして海くんのことを忘れてほしくない

私も忘れたくないなという思いから

ジンベエザメのイラストグッズを発売しました！！

ぜひご覧くださいね^^

最後までお読みいただき

ありがとうございました！！